2013年12月19日

シノビガミリプレイ『我は唄う、誰がための挽歌』/クライマックスフェイズ

GM:はい。ではクライマックスフェイズです。
GM:あなたたちはほぼ同時に最後の戦場、「中央制御室」に辿り着くのですが、【秘密】の関係上、葵央くんが先に辿り着き、やや遅れて縁がやってきます。登場タイミングはこちらで指示します。よろしいですかね?
椎芳 葵央:はーい。大丈夫です。
烏丸 縁:了解です
GM:はい、では参ります!

■クライマックスフェイズ/死者たちの聖譚曲(オラトリオ)

GM:散発的な爆発と振動によって今にも崩れ落ちそうな中央制御室。
GM:そこに巡り巡って葵央は辿り着きます。あなたが目指していたものは目の前にありました。どうしますか?
椎芳 葵央:パスワードを入力します。
GM:はい。では、まだ機能が生きていたコンソールが光を放ち、目の前にあった巨大スクリーンにノイズ画面が映し出されます。
烏丸 縁:だから【秘密】なんなんだよー!!(魂の叫び)
椎芳 葵央:回想シーンをお待ちください。
GM:そして、目前の巨大パネルにやや緊張した面持ちの美しい女性の姿が映し出されます。
烏丸 縁:なんだ……何が起こってるんだ?
GM:あなたの側で死んでいたあの白衣の女性です。
椎芳 葵央:……そうか。
GM:そして、そこで縁も中央制御室に辿り着きます。
椎芳 葵央:あれ、ここで到着?
烏丸 縁:?????(頭の中)
GM:そしてスクリーンに映った女性の顔を見て凍り付きます。
GM:先ほどの回想に出てきた女性と同じ顔だったからです。
椎芳 葵央:!?
GM:二人とも、映像の女性を見ると、胸の奥から形容しがたい痛みが生じます。
GM:そしてただ、その映像を見ていることしかできません。
烏丸 縁:なんか嫌な予感がしてるわけなんですが
椎芳 葵央:はい、ひしひしといやな予感がしますね。これは当たりを引いたかな。
GM:さて、画面端の日付からこれは5年前の記録だとわかります。
真澄:「私が今計画の総責任者、斜歯忍軍のドクター九龍こと九龍真澄です」
真澄:「これから、こうして映像で計画の進展を記録していく予定です。願わくば、何事もなく計画が完遂されますように」

GM:ノイズ画面。
GM:再びドクター九龍の姿。ただ、その顔は倦み疲れ、憔悴しきっています。日付は3年前。
真澄:「正直、大きな壁を感じています。決して簡単な計画ではないと覚悟していたつもりだけど……」
真澄:「やはりただの人間と忍者では何もかもが大違い。すべての忍びはシノビガミの血を引いているなんて俗説、今までは馬鹿にしていたけれど、認識を改めないといけないのかも……」
真澄:「お願い葵央、私に力を貸して……最後までこの計画をやり遂げられる力を!」

GM:ノイズ画面。
GM:ドクター九龍の姿。前回とは打って変わり、その顔は喜びに輝いている。日付は2年前。
真澄:「やりました! 遂に成功したわ! やった!」
真澄:「コホン。失礼。つい興奮を抑え切れなくて……でも、とうとう私たちはクローンの完全な培養に成功しました!」
真澄:「今までのケースと違い、きちんとした理性を維持し、忍法を使用しても自壊したりしない完璧なクローン体です!」
真澄:「これで私たちの計画は大きく前進するでしょう。嗚呼……待っててね、葵央!」

GM:ノイズ画面。
GM:ドクター九龍の姿。ただし、その顔は苛立ちを隠しきれていない。日付は1年前。
真澄:「深刻な問題が発生。クローンが1体、盗み出されました。本当になんてこと……!」
真澄:「この基地に敵対勢力の内通者がいたということになります。ハッ! まったく斜歯のセキュリティも地に堕ちたものね!」
真澄:「……失礼。今はとにかく追跡部隊が無事にクローンを回収、もしくは消去してくれることを祈るしかありません。大丈夫、きっと大丈夫……」

GM:ノイズ画面。
GM:ドクター九龍の姿。その瞳はうるみ、うっすらと涙が浮かんでいます。
GM:日付は……今日。
真澄:「ようやくすべての準備が整いました。あとはバックアップしておいた椎芳葵央の記憶データを特別に調整したあのクローン体に写し終えるだけ」
真澄:「それでようやく私は葵央に本当の贖罪を果たすことができる……私を敵の攻撃から庇って命を落としてしまったあの人に!」
真澄:「あなたが目を覚ましたら、まずなんて声をかけようかしら? 話したいことは山ほどあるもの!」
真澄:「私があなたを失ってどれほど絶望したのかってこと。私があなたを蘇らせるためにどれほど苦労したのかってこと。そして……」
真澄:「私があなたのことをどれほど愛してるのかってこと! そうよ! 私、あなたを愛してるわ、葵央! 今までも、そしてこれからも!」

GM:画面の奥で突然の爆発音。
GM:驚いて振り向いた彼女の画像が大きく乱れて突如映像が断絶。悲鳴。
GM:ノイズ画面。
GM:そして、あなたたちの間に恐ろしいまでの静寂が訪れます。

GM:何かご質問はありますでしょうか?
烏丸 縁:ボクって葵央の名前自体は知りませんよね、GM?
GM:はい。
烏丸 縁:了解です
GM:誤解が生じないように、ことのあらましを説明してもいいでしょうか?
椎芳 葵央:お願いします。
烏丸 縁:一応お願いします
GM:はい、では。
GM:結論から申しますと、あなたたちはどちらも椎芳葵央という忍びのクローン体です。
GM:途中出てきた、盗まれたクローン体というのが縁さんのことです。
GM:そして最後に出てきた特別な調整を施されたクローン体というのが、葵央さんのことです。
GM:縁さん、あなたは生まれてから1年しか経っていません。
GM:あなたが覚えていた記憶は、すべて妹……廻さんが忍法で植えつけたニセモノの記憶です。
GM:ちなみに、彼女も殺されたんですかね?
烏丸 縁:設定的には斜歯によって機忍軍にされたという感じですが、まぁ
GM:ほほう。それはまた面白い。覚えておきます。
烏丸 縁:絡繰忍者と化した妹(偽)
GM:そして、九龍真澄博士はかつて自分を敵から庇って死んだ椎芳葵央を甦らせる為、この遠大な計画を遂行しました。
GM:本来なら、彼女が電子的にバックアップしてた記憶がPC1の方の葵央さんにインストールされる予定でしたが、それは途中で途絶えてしまった為、中途半端な記憶しか持てませんでした。
GM:あなたたち両方が見た回想は、かつて椎芳葵央が九龍真澄と夏祭りの花火大会を見た時の記憶です。
GM:その美しい、大切な記憶だけは、どうしても消えませんでした。
GM:さて、ここまで話せば、何が起きてしまい、何が残されてしまったのかはご理解いただけたのではないでしょうか?
椎芳 葵央:はい。
烏丸 縁:全てまるっとごりっと

GM:さて、では残されたあなたたちはどうしますか? 最後の会話をどうぞ
烏丸 縁:目を見開き、手を顔に押し当てて激しく狼狽した縁
烏丸 縁:「なんなんだ……何が……どうなっている……オレは……オレハ?なんなんだぁあああああああ!!!」

GM:空しく虚空に消える慟哭。
椎芳 葵央:全貌を知って、目を閉じて。でも、あの記憶以外は思い出せない。慟哭する縁さんを眺めながら。
椎芳 葵央:「僕らは……あの人に。望まれて生まれてきたのに。その全てを、果たせなかった。果たす前に、全部終わっちゃってたんですね」
椎芳 葵央:「……あなたも、僕も、変わりないはず……。経過がどうあれ、終わらされてしまったのなら。ここさえ出てしまえば、……僕らは歩けないんでしょうか?」
椎芳 葵央:崩壊を続ける部屋を、他人事のように眺めながら。

烏丸 縁:「変わりない……だと?」その一言が縁の何かに触れる。指の間から見える赤い瞳は諭すように話しかける葵央を鋭く捉える
烏丸 縁:「紛い物の人形だと……貴様はそう言うのか? 俺もお前も……同じ細胞から生まれたもの同士、手と手を取り合えと!!」

椎芳 葵央:「取り合わなくていい! 人形でも何でもいい! 僕らは、本当は望まれて生まれてきたはずだ! いくらそれが利己的な願いだろうが、なんだろうが! せっかく、せっかく生まれてきたのに──」
椎芳 葵央:「なんで、こんなところで、死ななきゃいけないんだよっ!!」

GM:その叫びに呼応するように遠くで響く爆発音。
烏丸 縁:「俺は……紛い物の身体に……紛い物の記憶を植えつけられた……。──そして、この手で生みの親とも言える女を殺した」
烏丸 縁:「妹だと思ってた女が殺された。その憎しみだけでここまで来た。その結果がコレだ。」
烏丸 縁:「俺は紛い物……全てが作り出されたただの復讐者でしかない。そう──残された感情は復讐のみ!!」
烏丸 縁:爆発音はすぐそばまで迫り、縁の背後に轟轟と火の手が迫る。
烏丸 縁:そして、静かに刀を抜き相手の喉元に切っ先を向け正眼の構え
烏丸 縁:「──茶番を終わらせる」
烏丸 縁:それが答えだと言わんばかりに、静かにただ相手を見据える

椎芳 葵央:GM。PLとして、質問があります。PC2の使命が達成されるのは、PC1を殺害すること。つまり、クライマックスで止めをさした場合、PC1は問答無用で死亡しますか。
GM:いいえ。死亡するかどうかは、ルール通り、やられた方が決めることができるものとします。
椎芳 葵央:了解しました。
GM:そして【使命】はお互いにこの戦いで脱落しないことで果たされます。
烏丸 縁:完全に対立してますねw
椎芳 葵央:なるほど。
GM:さて、彼の殺意に応じますか?
椎芳 葵央:構えを取る縁さんを真正面から見つめ返して。「それが、あなたの生きる標なのなら」……うわ、迷う。
GM:では、ここでGMからの心理描写を挟んでよろしいでしょうか?
烏丸 縁:どうぞ
椎芳 葵央:おっと、はい。
GM:互いが互いの同じ貌を見つめる内、あなたたちは同時に悟ります。
GM:嗚呼、自分は……そして彼はどうしようもなく哀しいのだ。
GM:寄る辺なくこの世に放り出され、巡る因果に翻弄され、挙句こうして自分の鏡像……同じ紛い物同士として殺し合おうとしている。
GM:だが、もはやこの胸の哀しみをぶつける相手は互いに相手しかいないのだ。
GM:愛していた人も、憎むべき人も、もはやこの世にはいないのだから。
GM:以上。よろしければ、これで最後の戦闘に入ろうと思いますが、よろしいでしょうか?
椎芳 葵央:最後に、せりふの続きを言わせてもらえれば。
GM:どうぞ!
椎芳 葵央:「それを受け入れたいとも思います。でも、僕は生きたい……だから、最後まで、抗わせてもらう!」
椎芳 葵央:「……その先で、きっと、何か見つかるはずだから」と言って、こちらも構えましょう。

GM:縁さんも最後になにかありますか?
烏丸 縁:いえ、縁はやりきりました
GM:わかりました。では、お互い言うべき言葉は言いつくしました。あとは互いの刃で語るのみ!
GM:では、準備よろしければ、最後の戦いを始めたいと思いますが、よろしいでしょうか?
椎芳 葵央:こちらOKです。
烏丸 縁:おkです

●ラウンド1
GM:まずはプロットの設置からよろしくお願いします!
GM:よし、ではオープン!

    烏丸 縁     椎芳 葵央    

椎芳 葵央:ぐぐぐ。
GM:おお! では、まずはプロット5の葵央さん!
椎芳 葵央:特に何もできません! パスです。
GM:はい! ではプロット2の縁さん!
烏丸 縁:では忍法【神槍】 指定特技は≪手裏剣術≫です
GM:どうぞ!
烏丸 縁:運命の……ダイス
烏丸 縁:2d6
ShinobiGami : (2D6) → 6[1,5] → 6
烏丸 縁:成功

椎芳 葵央:……普通に回避判定します!
椎芳 葵央:2d6>=6 (判定:遁走術)
ShinobiGami : (2D6>=6) → 9[4,5] → 9 → 成功

烏丸 縁:あ……(察
GM:お見事!
椎芳 葵央:何もできませんね。そのままどうぞ。
GM:ほう。では、次のラウンドに行ってもいいですか?
椎芳 葵央:はい。
烏丸 縁:その前に忍具使用してもいいです?
GM:いいですよー
烏丸 縁:では「兵糧丸」使用します。「妖術」回復。
GM:了解。回復しておいてください。
GM:葵央さんはいいですか?
椎芳 葵央:はい。

●ラウンド2
GM:はい、では次のラウンド参りましょう! プロットをどうぞ!
烏丸 縁:おkです
椎芳 葵央:OKですよ!
GM:オープン!

    烏丸 縁椎芳 葵央    

GM:おっと! これは!
GM:さて、ではプロット4の葵央さんから!
椎芳 葵央:【接近戦攻撃】します。判定は《隠蔽術》。
GM:ふむ。どうぞ!
椎芳 葵央:2d6>=5 (判定:隠蔽術)
ShinobiGami : (2D6>=5) → 9[3,6] → 9 → 成功
椎芳 葵央:はい。命中ですね。

GM:お見事! では回避判定どうぞ!
烏丸 縁:回避します! ≪刀術≫で代用判定
烏丸 縁:2d6=>6(判定:刀術)
烏丸 縁:2d6>=6
ShinobiGami : (2D6>=6) → 5[1,4] → 5 → 失敗

GM:おっと!
烏丸 縁:あ……
椎芳 葵央:おおっと! もう振りなおしとかありませんか?
烏丸 縁:ない……ですw
椎芳 葵央:ならば回想シーンを入れますよ!
GM:はい。どうぞ!
烏丸 縁:(まさか6を外すとは。。。回想シーン出し渋るんじゃなかった><)

椎芳 葵央【秘密】
あなたは自分の右腕に「中央制御室」という文字と奇妙な数列が走り書きされていることに気がついた。
慌てて殴り書いたような乱暴な筆致。これはなんだ? パスワード?
クライマックスフェイズでたどり着く中央制御室でこの数列を入力すると、あなたはある【秘密】を知ることができる。
この【秘密】をPC2に知られた場合、相手の方が先に中央制御室に辿り着きそれを見始める為、あなたはその【秘密】の全貌を知ることができなくなる。
これを回避するには、PC2がランダムで選んだ特技を指定特技とした判定に成功する必要がある。

椎芳 葵央:逃げている最中、この文字に気がつきました。奥に何かある。そう思って、とにかく走って……すべてを知った。
椎芳 葵央:左手の文字は、調整した完成体であることを示していたのだろう。そして、彼女は最後の最後の力を振り絞って、右腕の文字を書いたのだろう。
椎芳 葵央:あの人に、生まれてきてもらいたくて僕は生まれてきたのだ。いくら彼女が望んでいた僕ではなくとも、生まれてきたことそのものは変わらない。だから。
椎芳 葵央:無言で、飛びかかる。接近戦ダメージ1点追加です。

GM:はい、では葵央さんの拳は見事縁の戦意を奪い去ります。どんな感じですかね?>縁さん
烏丸 縁:葵央の一撃を縁は躱すことができたはずだ。否、できるはずだった。
烏丸 縁:しかし、それでいいのだろうか?刹那の時間、縁は刀を持つ手を無意識のうちに緩めていた。
烏丸 縁:己の心は、真実を知ったときから……すでにこの瞬間を悟っていたのかもしれない。
烏丸 縁:葵央の一撃を受け、倒れます。

GM:よし、では戦場に静寂が戻ります。
GM:「死亡」は選ばないということでよろしいですね?
烏丸 縁:選びません。このあとの流れは激流に身を任せるスタイル!
GM:うむ。では、憑き物が落ちたかのように口の端に微笑みすら浮かべて倒れた縁さんを前に、葵央さんはどうしますか?
椎芳 葵央:手は差し伸べません。ただ、「……それで、いいんですね?」
烏丸 縁:「俺は、俺の紛い物の心に従うだけだ」倒れたまま答える
GM:いいシーンだ!
椎芳 葵央:「……だったら、僕からなにかできることはありません。僕は、ここを出ます。できるなら一緒に出ましょう、って言いたいけど、でも」ちょっと間をおいて、「僕は、強制はできません」
烏丸 縁:「それで……いい。──お前は好きに生きろ」
烏丸 縁:どこか満足そうにそう答えます


GM:では、そんな二人の背後にあった巨大スクリーンに再び明かりが灯ります。
GM:そこには優しい微笑みを浮かべている九龍真澄が映っていました。
真澄:「ねぇ、二人で見たあの花火……あなたは覚えているかしら?」
真澄:「私……もう一度、あなたと二人であの花火が見たい。だから──」

GM:そして、彼女の笑顔が消えると、画面に出口までを記した地図が表示されます。

GM:さて、どうしますか?
椎芳 葵央:スクリーンをじっと見つめたまま、独り言のように。「真澄さん。ありがとうございます。そして、ごめんなさい。あなたの願う僕に、僕はなれませんでした。でも……」
椎芳 葵央:「僕は、あの人の代わりにはなれなかったけど、僕として生きます。だから、もう。さようなら。そして──」
椎芳 葵央:「彼は、とても優しい人でした。偽りでもなんでも、信じた人のために生きられる人でした。葵央も、きっとそんな人だったから、あなたを守れたんですね」
椎芳 葵央:「僕は、いきます」その最後の一言だけは、はっきりと言って。縁さんのほうを一瞬だけ見ます。

烏丸 縁:縁は倒れたまま、何も答えない。
烏丸 縁:でも、葵央の言葉はその耳にしっかりと届いていた。
烏丸 縁:いつか自分も、葵央のように自分として生きることができるだろうか──

椎芳 葵央:……踵を返し、脱出します。
GM:では、そんな二人を分かつかのように、爆発と炎が二人を覆い隠していきます。
GM:そして二人は別れました。

GM:というわけで、これにてクライマッスフェイズを終了してよろしいでしょうか?
烏丸 縁:おkです!
椎芳 葵央:こちら、OKです。


posted by punchlow at 15:19| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。